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Project Story-1
プロジェクトストーリー1
官公庁社会保障システムにおける「停滞の打破」
~5名の精鋭チームが挑んだ、長年の課題解決と信頼獲得の軌跡~
プロジェクトの背景とミッション
国民の生活を支える極めて重要度の高い「社会保障システム」において、その土台となるインフラ基盤の構築および運用保守プロジェクトです。官公庁という特性上、「止まることが許されない」高度な可用性と、個人情報を守り抜く強固なセキュリティの両立が求められました。
約200~300名という膨大な人員が関わる大規模プロジェクトにおいて、私たちのチーム(5名)はインフラ基盤の構築から運用保守までを担っています。
直面した課題:巨大組織の影に潜む、数年来の「未解決課題」
放置された技術的負債によるシステム硬直化
数年にわたり誰も解決できず、蓄積されていた技術的負債や運用上のボトルネックがシステムの柔軟性を奪っていた状況が続いていました。
広範囲におよぶ課題が生む解決放棄ムード
課題の規模の大きさと関係者の多さに、いつしか現場には「決められたスコープ(範囲)さえこなせばいい」という受動的な空気が流れており、解決を半ば諦めかけていた雰囲気がありました。
解決に向けた具体的なアクション
私たちは、この状況を「インフラエンジニアとしての使命」と捉え、役割を越え「能動的」に核心へ切り込むことを決意しました。
徹底的な現状分析と可視化
まずは数年分のログと構成定義を紐解き、課題の根本原因(ルートコーズ)を特定。抽象的だった「長年の問題」を数値と図面で可視化し、顧客が判断しやすい材料を揃えました。
スコープ外への踏み込み
単にサーバを維持するだけでなく、アプリケーション側や運用ルール側にまで踏み込んだ改善案を提示。契約上の「保守」という枠組みを超え、システム全体の最適化を目指しました。
多角的な合意形成
大規模体制特有の「意思決定の遅さ」を解消するため、関係各所との調整に奔走。5名という小規模チームならではの機動力を活かし、現場担当者から決裁者まで、丁寧かつ情熱的なロジックで説得を続けました。
成果と顧客からの評価
信頼を確信に変えた「付加価値」の提供
この「能動的な行動」は、ついに実を結びます。何年も解決に至らなかった課題が解消されたことで、システム全体の安定性が飛躍的に向上。顧客からは「長年の懸念がようやく解消された」「あなたたちのチームがいなければ、この一歩は踏み出せなかった」という極めて高い評価をいただきました。
この成功は、単なる技術的な解決に留まりません。受動的になりがちな大規模プロジェクトにおいて、「一歩踏み出す姿勢」がいかに組織全体の信頼を勝ち取るかを証明する結果となりました。